クリスティー礼賛Welcome, Agatha Christie!
~三谷幸喜脚本『オリエント急行殺人事件』より~ 皆さま、こんにちは。
めとろんです。
或る雨の午后。
近所に出来たプレミアム・アウトレットに夫婦で足を運び、長男にちょっと高めな値段のフリースを買いました。子供たちは幼稚園と小学校。さてお昼でも、とまずはトイレに入ってさて食事…というところで、買った袋をそこに置き忘れたことに気づき、急いで戻ったところ、すでに時遅し。影も形もありませんでした。
男子トイレ内を隈なく探し、インフォメーション・センターで遺失物届けも出しましたが結局、服は戻ってはきませんでした。置き忘れた僕にも非がないではない。しかし、サイズも限られた子どもの服を、これ幸いと持って帰った男性は、よほどの偶然で同じ位の子どもがいるのか、ネットで売るのか、親戚か知り合いにあげるのか…不可解ながらも、平凡な日々のなかでつい忘れていた、空気のように当たり前でささやかな「悪意」なるものの存在に、あらためて強く気づかされたのでした。
「悪意」、つまり「邪悪な心」…まさに、ここ最近精読しているアガサ・クリスティーの諸作品が、探求し続けたテーマのひとつであり、小説を読んで感じたそれを強く想起せしめる出来事であったのです。
さて、今回は、アガサ・クリスティーの小説とその映像化作品について、思いつくままに 語っていこうかと思っています。
なぜクリスティーか?…と言いますと、これは誠に遅まきながら本年初頭の1月11日(日)・12日(月祝)の2夜連続、フジテレビで放送された
『オリエント急行殺人事件』を観て、大いに刺激を受けたことがその発端となり、個人的に”クリスティー祭り”状態が続いておるのでございます。
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posted by めとろん at 12:23| 千葉 ☁|
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アガサ・クリスティー
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