R・レヴィンソン&W・リンクの世界(47)《小説編⑨》GHOST STORY(’59)怪談

R・レヴィンソン&W・リンクの世界(47)《小説編⑨》 GHOST STORY(’59) 怪談 倒叙ミステリ的、 ライトなホラー艶笑譚  皆さま、こんにちは。  めとろんです。  かの有名な「刑事コロンボ」の原作者、ウィリアム・リンク&リチャード・レヴィンソンの作品を、ぼくの感想をまじえてご紹介する「W・リンク&R・レヴィンソンの世界」。  今回は、若き日のリチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンクが執筆した、ライトな艶笑譚であり、後の倒叙ミステリ的要素も含む興味深いホラー短編、『GHOST STORY』(怪談)をご紹介します。

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R・レヴィンソン&W・リンクの世界(番外編④)劇団フーダニット第20回公演『殺人処方箋 ~刑事コロンボ登場~』

R・レヴィンソン&W・リンクの世界(番外編④) 劇団フーダニット第20回公演 殺人処方箋   ~刑事コロンボ登場~ Prescription: Murder at タワーホール船堀 2021年7月9日(金)~11日(日)  皆様こんにちは、めとろんです。  去る7月10日(土)午後、江戸川区を拠点に活動するミステリ劇専門劇団、「劇団フーダニット」の第20回公演、『殺人処方箋~刑事コロンボ登場~』(ウィリアム・リンク&リチャード・レヴィンソン作 松坂晴恵 訳・演出)を観劇して参りました。  その感想を、記憶が急激に薄れゆく昨今(笑)、早めに綴っておきたい。  公演パンフが今回も素晴らしく、町田暁雄氏による「舞台版《殺人処方箋》をさらに楽しむための5つの基礎知識&トリビア集」、そして豪華ミステリ研究家による倒叙ミステリ論考と充実した内容。すべてに、作品愛が溢れた公演だと改めて実感するのでした。

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